秋期限定栗きんとん事件(上下)

米澤さんの22冊目の本です。
時代物「黒牢城」の次は、米澤さんいつもの青春学園ミステリーです。
春期限定いちごタルト事件」、「夏期限定トロピカルパフェ事件」に続く「小市民」シリーズの第3弾です。

秋期限定栗きんとん事件米澤穂信東京創元社、7月
上巻:2009.2
下巻:2009.3

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「彼の幸せな高校生活は彼女のおかげで始まった。それなのに、彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい…」

今作は上下巻の大長編です。
サラサラと読めてしまいます。
前作で別れてしまった小鳩くんと小山内さん、でも結局…。
めちゃくちゃ大きな事件は起こりませんが、ひとくせもふたくせもある、仕掛けがいっぱい。
おもしろい。
古典部シリーズは6冊全部読みました。
そして、この小市民シリーズは、3冊読破して、残りは1冊。
読みたい気持ちと、まだ残しておきたい気持ちが半々。
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米澤穂信(よねざわほのぶ)さんの作品の中でこれまで読んだものは下記です。
満願、儚い羊たちの祝宴,、氷菓春期限定いちごタルト事件さよなら妖精、王とサーカス、折れた竜骨、インシテミル、本と鍵の季節、愚者のエンドロール夏期限定トロピカルパフェ事件クドリャフカの順番、Iの悲劇、追想五断章、ボトルネック遠まわりする雛ふたりの距離の概算、いまさら翼といわれても、真実の10メートル手前、リカーシブル、黒牢城、秋期限定栗きんとん事件(上下)