崩れる脳を抱きしめて

以前、「仮面病棟」を読みました。

どんでん返しがすごいの一言。

次に選んだのが、「今世紀最高の恋愛ミステリー」というえらいハードルを自分で上げる強気の宣伝文句の本です。

図書館の行列はけっこう長かったです。

崩れる脳を抱きしめて、知念実希人実業之日本社、2017.9、19cm 290p、2月

「病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届く。彼女は幻だったのか?」

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2章に分かれています。

前半の1章は、ふつうの恋愛ドラマ。

正直言ってたいくつ。

おもしろくない。

「仮面病棟」を書いた作家さんなんだから、これで終わるわけばないと我慢して読み続けると・・・・。

第二章にはいって、院長が「全て君の妄想なんだよ」という言葉からがぜんおもしろくなります。

どうなることやらまったく方向が見えない展開。

そして、読み終わって、「よかったぁー」

ほとんど、一日で読みきってしまいました。

けっこう荒っぽいストーリですが、読んだ後さわやかな気分になりました。

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知念実希人(ちねんみきと)さんの作品の中でこれまで読んだ本は下記です。

仮面病棟、崩れる脳を抱きしめて