初めての作家さんです。
このシリーズは、数年前に、北川景子さん主演でドラマ化されているそうです。
とうさんは見ていません。
探偵の探偵、松岡圭祐（まつおかけいすけ）、講談社文庫、２０１４．１１、１５ｃｍ ２９７ｐ、１２月
「探偵養成所に、少女が入校する。探偵のすべてを知りたい、しかし探偵にはなりたくない、という彼女には、過酷な過去があった。社長は、探偵を追う“対探偵課”に彼女を抜擢した。」
「探偵の探偵」という題名がいい。
自らの復讐のために、悪徳探偵業者を叩き潰していくヒロイン。
そして、敵役もヒロインも正義の味方ではなく、鉄パイプ振り回す。
この設定が、この本の面白さでしょう。
「探偵」という職業の裏側がよくわかります。
けっして、民衆のみかたなんかじゃない。
ブラック職業なんでしょう。
ヒロインの活躍は小気味いいんですが、その過程は、ボコボコにされたりと、なかなか読んでいてつらいものがあります。
ちょっと他の人にはすすめられないなぁー。
