恩田陸さんはこれまで7冊も読んでいるんですが、「夜のピクニック」以外はなんかモヤッとした・・・・。
今回の本は、2017年の直木賞と本屋大賞のW受賞作ということで大評判となり、図書館も長蛇の列でした。
蜜蜂と遠雷、恩田陸(おんだりく)、幻冬舎、2016.9、20cm 507p、11月
「私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作! 」
音が聞こえなくても、活字でこれだけ音楽を表現できるんだぁーって感心してしまいます。
主な登場人物は、亜夜、塵、マサル、明石の4人。
ていねいに一人ひとりを描いてくれます。
みんないろんな意味で天才です。
分厚いです。
一次予選、二次予選、三次予選、本選とひたすらコンクールが続きます。
大きな事件は起きません。
悪い人も出てきません。
やさしい物語です。
ただ、とうさんはクラシック音楽やピアノに対して、そこまでの知識がないんで、「羊と鋼の森」の時にも思ったんですけど、今回も、そこまで入りこめなかったなぁー。
わかりにくい用語や曲名がならんだページはちょっとしんどかったです。
とうさんはやはり映画もそうですが、ドンパチのアクション系が好きなんだなぁーって再確認しました。
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恩田陸(おんだりく)さんの作品の中で読んだものは下記です。
夜のピクニック、ネバーランド、光の帝国 常野物語、蒲公英草紙 常野物語、不安な童話、エンド・ゲーム 常野物語、EPITAPH東京、蜜蜂と遠雷