一ヶ月前に、乙一さんの「Goth 夜の章」を読みました。
非常に気になる本でした。
で、その続編を借りようと思ったんですが、文庫本が予約できず、しかたなく、単行本を借りました。
「Goth リストカット事件」という単行本を、文庫化するときに、2冊に分けたみたいです。
その上巻を読んだんで、6編のうち、3編はすでに読んでいます。
Goth リストカット事件、乙一(おついち)、角川書店、2002.07、20cm 332p、8月
「森野が拾ってきたのは、連続殺人鬼の日記だった。学校の図書館で僕らは、次の土曜日の午後、まだ発見されていない被害者の死体を見物にいくことを決めた…。」
(6編:暗黒系、リストカット事件、犬、記憶、土、声)
ひとつひとつのお話が短く、そして、それらがゆるくつながっています。
平気で人を殺す人たちが登場します。
非常に危険な本です。
でもおもしろい。
ほとんど一気に読みました。
再読の3編ももう一度最初から。
そして、「この本が好きだ」とはとても他の人には言えないような・・・・・。
作者の方が、あとがきに書いておられるように、これはファンタジー小説として読むしかありません。
まさか、この本をまともに受け取って、行動を起こす人はいないと思いますが。
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乙一さん(別名:中田永一さん)の作品で読んだもののリストです。
百瀬、こっちを向いて。
失はれる物語
Goth夜の章
Gothリストカット事件