クジラの彼

有川さんの作品には、「空飛ぶ広報室」のような、自衛隊を題材にした作品が多いみたいです。

これも、そのひとつで、「国防ラブコメ」という評判です。

譲っていただきました。

クジラの彼、角川文庫、有川浩角川書店、2010.6、15cm 286p、(初版:2007.1)、6月

「彼からの2ヶ月ぶりのメール。聡子が出会った冬原は潜水艦乗り。いつ出かけてしまうか、いつ帰ってくるのかわからない。そんなクジラの彼とのレンアイには、いつも7つの海が横たわる…。クジラの彼、ロールアウト、国防レンアイ、有能な彼女、脱柵エレジー、ファイターパイロットの君。」

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6つの短編集です。

作者自身があとがきで書いておられるのが、「いい年した大人が活字で、 ベタ甘ラブロマ好きで何が悪い!」。

たしかに甘いです。

それも自衛隊を舞台にした超甘口恋愛小説です。

相変わらず、会話が絶妙で、おもしろい。

ウンウンうなりながら、長編小説を読んでいると、たまには、こういった、サクサクと読めるものは、スイーツに似てけっこう父さんは好きです。

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有川浩さんの作品でこれまで読んだ本は下記です。

阪急電車図書館戦争、三匹のおっさん、空の中、植物図鑑、ストーリー・セラー、空飛ぶ広報室県庁おもてなし課、クジラの彼