葉桜の季節に君を想うということ

初めての作家さんです。

ミステリー+ラブストーリーって宣伝文句だったんで。

なんか題名がおしゃれです。

葉桜の季節に君を想うということ、歌野晶午(うたの しょうご)、文藝春秋、2003.3、20cm 444p、5月

0hazakurano

「成瀬将虎は、久高愛子のひき逃げされた身内が悪徳商法業者・蓬莱倶楽部によって保険金詐欺に巻き込まれていた証拠を掴んで欲しいと依頼された。同じころ、将虎は麻宮さくらという女性と知り合う。」

これはミステリーではないですよ。

とはいっても、ふたつの大きな仕掛けで読む人をだまします。

こういうのを「叙述トリックもの」っていうらしいですが・・・・。

「イニシエーションラブ」と同じく、文章で読者をだましてしまうストーリーのことだそうです。

で、結局、読み終わってから、もう一回はじめから読み直しました。

それって、やはり、ちょっとずるくないかい。

それだけ気になっていると言うことは、おもしろかったと言うことなんでしょうけど・・・・。

映画でもたまにありますよね。最後に、あっと驚くどんでん返しっていうのが。