十角館の殺人

初めての作家さんの作品です。

なんか、昔の探偵小説のような題名なんですけど・・・・。

十角館の殺人(じゅっかくかんのさつじん)、新装改訂版、講談社文庫、綾辻行人(あやつじ ゆきと)、講談社、2007.10、15cm 495p、4月、(初版:1987年9月5日 )

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「角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人・・・・。」

無人島に建つ十角形の館。

そこで繰り広げられる連続殺人。

なんか、古めかしい探偵小説の趣ですが・・・・。

犯人が誰か注意深く読んだのですが、終盤の「あの一行」にはやられました。

そういうことですか?

「イニシエーションラブ」でも思ったんですが、これってずるくない。

でもでも、おもしろかったです。

これも、たぶん、映像化は絶対不可能でしょう。

なぜなら、・・・・・・・・(言えません)。

初版が1987年。

今回読んだのは、2007年の新装改訂版。

20年後に作者自身が少し手直しして改訂版としたらしいです。

「あの一行」を、ページをめくった最初にくるようにしたとのことです。