平昌冬季五輪は時差がないんで、普段見ないような競技をテレビ観戦できて楽しいです。
スノーボードハーフパイプは、男女ともに予選から見続けました。
「テンエイティ」といわれたら、頭の中で、1080÷360=3、そうか3回転だぁーて、計算めんどう。
昨日の、平野さんの95点とショーンさんの97点の差は、一体なんだったのか素人にはわかりません。
採点基準は、「・・・・総合的な印象を百点満点で・・・・・」ということらしいです。
テレビ解説の方が、冷静な口調で、「かっこいい」、「しぶい」、「おしゃれ」って連発していました。
そういう採点方法みたいです。
フィギュアスケートは、トリプルアクセルを跳んだら〇点、できばえで加点減点という具合で比較的わかりやすいです。
でも、フィギュアも、昔は「6点満点」で、なおかつ、全員滑走後「順位点」というのがあって、順位がひっくり返るということがありました。
相対評価なんでそれもありとは思います。
が、審判員へクレームが噴出し、現在の積算採点方式に変更されたんだと思います。
その結果、わかりやすくなった反面、技の点数設定しだいで、きれいにすべるより、いろんな4回転をいっぱい跳んだほうが有利となってしまいました。
ハーフパイプはもともとは遊びからはじまって、各人が個性のある演技をして、それを観客が拍手するという世界だったんでしょう。
採点に対して、選手からは不平不満の声は聞こえてきません。
きっと、少し前に五輪採用され、これからどんどん盛り上げていかなければならない競技なんで、水を差すようなことはいえないんじゃないかと推測します。
でも、各国のメダル競争にさらされると、そんな悠長なことは言ってられなくて・・・・。
そういえば、日本選手のひとりが2回目で転倒し、3回目は棄権しました。
平野さんやショーンさんも大怪我をしています。
病室からの復活メダルは、すばらしいドラマです。
しかし、その影で、亡くなったり、障害を抱えてしまった方々もいるんじゃないかと。
「3回滑走ベストスコア方式」は、一か八かの大技挑戦になり、一生をふいにする可能性もあるんじゃないかと・・・・。
もし、身近な家族がハーフパイプをやりたいって言ったら、真っ先に反対するでしょう。