三浦しをんさんは、「舟を編む」や「まほろ」シリーズ、そして、映画”ウッドジョブ”原作の「神去なあなあ日常」でファンになりました。
風が強く吹いている、三浦しをん、新潮社、2006.9、20cm 507p、1月、ふたり
「才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの頂点をめざして…。」
現在の箱根駅伝というのは、駅伝部員が数十人で、当日調子のよいものにチェンジするという科学的管理の行き届いたチームが勝利するという印象です。
メンバーがたった10人、そのうち8割がほぼ長距離の経験がない中、一年足らずで箱根駅伝初出場を目指すという現実離れしたお話しですが、途中から、もしかしたらって思い始めてしまいます。
決してハラハラドキドキする展開があるわけではないし、ものすごいどんでん返しがあるわけではないし、ですが、でも、とってもいいお話しでした。
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とうさんが読んだ三浦しをんさんの作品は下記です。