宮部さんの作品は、これまで、「火車」、「小暮写眞館」、「レベル7」、「我らが隣人の犯罪」、「ぼんくら」、「日暮らし」、「ソロモンの偽証」、「負の方程式」、「誰か」、「名もなき毒」、「ペテロの葬列」、「希望荘」、「あかんべえ」、「ブレイブ・ストーリー」、「理由」を読みました。
映像のほうはなんかもういっぱいありすぎて・・・・。
今回選んだのが、時代物です。
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おそろし 三島屋変調(へんちょう)百物語事始、宮部みゆき、角川書店、2008.7、20cm 429p、11月
「17歳のおちかは、ある事件をきっかけに、心を閉ざして、三島屋という店に身を寄せていた。叔父・伊兵衛はおちかを呼ぶと、人々から”変わり百物語”を聞くよう言い付けられる。彼らの不思議な話はおちかの心を溶かし、やがて事件も明らかに…。曼珠沙華、凶宅、邪恋、魔鏡、家鳴り」
百物語とありますが、お話しは5個。
ひとつひとつが独立しているようで、つながっています。
これは怪談話という分類になるんでしょうが、それほど怖くありません。
でも、読み進めると、どんどん引き込まれて、本を離せなくなります。
おもしろい、というか、うまいなぁーって。
あとで調べたら、この本は、「三島屋変調百物語」シリーズの1作目ということらしいです。
すでに、4作目まで出版されているみたいです。
ゆっくり一冊ずつ追いかけていこうと思っています。
宮部さんは、最初に火車を読んでファンになりました。
ドラマと並行して、杉村三郎シリーズを追いかけました。
最近は、ぼんくら以来、時代物がいいなぁーって思っています。
江戸時代には、防犯カメラもDNA鑑定もありませんから・・・・・。