今日(10/16)の雨は一日中、強かったです。
それにめちゃくちゃ寒かったです。
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最近の作家さんの本でしたら、本屋さんに文庫本しか並んでなくても、絶版になった単行本を図書館で探すことができます。
でも、文豪といわれる方々の本は、ほとんど文庫本でしか読むことができません。
老眼にとっては、活字はそれほど小さくなくても、あの行間が狭くびっしり詰まった文庫本は、非常に読みづらいです。
同じ行を何回も繰り返したり、1行飛ばしたりと、内容がよくわからないことがしょっちゅう。
で、大きな活字の本はないかと探したら・・・・、
なんとありました。
比較するものがないんでわかりづらいでしょうが、めちゃくちゃ大きいです。
特に行間が広いです。
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少年少女向け全集で、志賀直哉の短編を読んでおもしろかったんで、長編を選んでみました。
暗夜行路、志賀直哉、1922年、埼玉福祉会、大活字本シリーズ、2002.05、10月
・前編 上、22cm 273p
・前編 下、22cm 264p
・後編 上、22cm 329p
・後編 下、22cm 300p
前上
前下
後上
後下
志賀直哉の唯一の長編ということです。
やはり長い。
簡潔な文章で、風景描写が細かくされていて、読みやすい本でした。
でも、けっこう重たい話で、途中までは辛かったんですが、大山に行ってからの主人公の変化で、ホッとしました。
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この大活字本は、なんと、一冊が約3,300円。
四冊で13,000円。
たか~い。
新潮文庫なら全一冊で、961円。
やはり、図書館や老人ホームくらいしか購入できないでしょう。
でも、ほんと、サラサラと読みやすかったです。