平成猿蟹合戦図

たっくんの熱も下がりました。

いまのところ、他の家族は発熱していません。

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「悪人」と「横道世之介」を読みました。

映画で「横道世之介」と「怒り」を見ました。

横道世之介」は、文字でも映像でも面白かったなぁー。

次に選んだのが、これです。

平成猿蟹合戦図、吉田修一、2011.9、20cm 500p

「長崎から上京した子連れのホステス、事件現場を目撃するバーテン、冴えないホスト、政治家の秘書を志す女、世界的なチェロ奏者、韓国クラブのママ、無実の罪をかぶる元教員の娘、秋田県大館に一人住む老婆…心優しき八人の主人公が、少しの勇気と信じる力で、この国の未来を変える“戦い”に挑んでゆく。」

00kani

登場人物がやたら多いです。

途中で、誰が誰やらわかんなくなりました。

しかたなく、自分で関係図をメモして、しおり代わりに本に挟み込んで読み進めました。

そして、ぶあつ~い本を読みきりました。

行方知れずの夫を探し疲れて、ビルの谷間に座り込む若い母親と赤ん坊。悲惨な話になるんじゃないかなぁーって思ってたんですが・・・・・。

歌舞伎町舞台なのに、ワルだけど、なんとゆる~いけど根がいい人たちがドンドン登場してきて・・・・・・。

四方八方へ飛び散ったドラマが、途中から、一本につながってきます。

お見事というしかありません。

そして、最後は、めでたしめでたし、スッキリしました。