007スペクター

カジノ・ロワイヤル」(2006)、「慰めの報酬」(2008)、「スカイフォール」(2012)と続いたダニエル・クレイブ版ボンドの4作目です。

そして、題名がなんと、「スペクター」。ショーン・コネリーボンドの最大の敵、あの悪の組織です。

こりゃ、先行上映でも何でも、すぐさま、映画館へ行かなきゃ、と思ったんですが、年寄りは、字幕が苦手です。目が疲れるんです。日本語吹き替え版は、やはり、上映回数が少ないので、結局、先行は見送って、正式公開を待ちました。

007 スペクター、2015年、SPECTRE、148分、イギリス/アメリカ、初公開年月 2015/12/04、12/6(日)、海老名TOHO、日本語吹き替え、夫婦割り、2,200円

Bondo1

「“死者の日”の祭りでにぎわうメキシコシティで、凶悪犯スキアラと大立ち回りを演じたジェームズ・ボンド。最大の宿敵“スペクター”の謎を追って世界を駆け巡る。」

メキシコの盛大なお祭りを背景に、ど迫力なアクションで幕開け、サム・スミスの主題歌で、ワクワク感は最高潮。

そして、その後も、期待通り、王道の007ストーリィです。

初期のころのスペクターといえば、ボスはブロフェルド。あの白い猫を膝に乗せていた人物。

今回も白い猫が登場してくれます。

そして、カジノ・ロワイヤルのル・シッフル、スカイフォールのシルヴァなど過去の敵役とスペクターの関係が明らかになり、さらに、なんと、スカイフォールの焼け跡から、ボンドとブロフェルドのつながりが・・・・。

最初のころは、悪人面って感じのダニエルでしたが、ロンドン五輪開会式にも登場したんで、なんか、えらーいかっこよく見えるようになってしまいました。

そのダニエル版ボンドもこれが最後という噂があります。

そして、その噂をほんとうかと思わせるシリーズ総決算の物語になっています。過去3作を見ていないと、ちょっとわかりづらいかも。

それにしても、なんで、悪役たちは、ボンドを捕らえてもすぐに殺さないんでしょうか。そうすれば、このシリーズが終わってしまうんでしょうけど。お約束のもったいぶった対応です。

それに比べて、秋に見た「キングスマン」は、悪役サミュエル・L・ジャクソンが、主役コリン・ファースを、一瞬の躊躇もなしに、射殺してしまいます。あっという展開でした。

そうそう、今回の「スペクター」は、王道スパイ映画でした。でも意外性がちょっとなくて・・・・。こりゃ、ちょっと贅沢な注文かも。

ということで、上映時間2時間半がまったく長く感じませんでした。