ぼくのメジャースプーン

「凍りのくじら」と「ツナグ」を読みました。けっこう好きな本でした。次に選んだのが・・・・。

「ぼくのメジャースプーン」、辻村深月、2006.4、337p

Mejya

「忌まわしいあの事件が起きたのは、今から3カ月前。”ぼく”の小学校で飼っていたうさぎが、何者かによって殺された…。不思議な力を持つ小学4年生”ぼく”が、うさぎ殺しの犯人に与える罰の重さを計り始める。」

以前読んだ本に比べて、けっこう難しい本です。

もしも自分が人を罰する力を与えられたなら、本当に憎い人を罰するのか。また、どんな罰を与えるのか。

そして、その力は、「条件ゲーム提示能力」という、一人の人に一回だけ二つの条件を提示してどちらかを選ばせるという力・・・・。

そして、最後に、「ぼく」が選んだ選択は・・・・・。

そこにたどり着くまでが、けっこう読むのがしんどいです。途中でわかんなくなってきます。

憧れの女の子「ふみちゃん」。この女の子は、「凍りのくじら」にも登場しています。

こういうことがわかってくると、ひとりの作家の作品を読むのが楽しくなってきます。