作者の方の本は、これが初めてです。「ただ、一晩歩くだけのお話し」って聞いていたんですが・・・・。
「夜のピクニック」、恩田 陸(おんだ りく)、2004.7、342p
「夜を徹して八十キロを歩き通すという、高校生活最後の一大イベント”歩行祭”。生徒たちは、親しい友人とよもやま話をしたり、想い人への気持ちを打ち明け合ったりして一夜を過ごす。そんななか、貴子は一つの賭けを胸に秘めていた。」
みんなで夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう-。それが青春なんでしょう。うらやましいなぁー、父さんにもこんな時期があったのかなぁー。
特に大きな事件も起こりません。
でも、先が気になって、ほんと一気に読んでしまいました。サラサラと読めてしまいます。
でも、最後まで、大きな事件は起こりません。
でも、読み終わったら、すがすがしい気分です。
すばらしいハッピーエンドです。
作者の方は、女性でした。ファンタジー・ミステリー・SFなど、いろんなジャンルの作品を書いておられということなんで、もうひとつ別のものを読んでみようかと思っています。