これもまた、何の予備知識もなく予約した本です。題名の意味は、「大量虐殺」ということらしいです。
「ジェノサイド」、高野和明、2011.3、590p
「急死したはずの父親から送られてきた1通のメール。古賀研人は、その不可解な遺書を手がかりに私設実験室に辿り着く。ウイルス学者だった父は、そこで何を研究しようとしていたのか…。」
すごい、そして、めちゃくちゃおもしろい。
最初から、最後まで。
読み終えるのが惜しい気分になってしまいました。
アメリカ合衆国大統領のバーンズ、民間軍事会社傭兵のイエーガー、そして平凡な大学生の古賀研人。
まったく、関係なさそうな3人の、アメリカ、コンゴ、日本を舞台にした、別々な物語が進みます。
そして、すこしずつ、それらが複雑に絡み合って・・・・。
スケールの大きな設定、戦闘シーンはまるで、映画のような臨場感溢れる壮大さを感じさせられました。
よくぞ、これだけのストーリィを考え出したなぁーって感心します。
傑作だと思います。