ドラマ「流星ワゴン」

重松清さんの「流星ワゴン」を読みました。一気に読みました。

TVドラマの「流星ワゴン」の初回を見ました。おもしろかったです。が、2・3回で失速し、4回で見るのをやめました。

でも、ちょっと終わり方が気になっていたんで、9・10回だけ、また、見ました。

「流星ワゴン」、2015年1~3月、10回(ただし、1~3と9・10のみ鑑賞)、TBS、原作 重松清

Wagon

ハッピーエンドで終わりました。良かったです。

TVドラマは、なにはともあれ、幸せな気分で終わらせてほしいものです。

それにしても、いつまでも、チューさん(香川さん)の「ほうばい(朋輩)じゃけん」というせりふが頭に残ってしまいます。

4回まで見たときに、「原作の4分3が、もう終わっちゃった」と思ったんで、このあとどう膨らませるんだろうと心配してました。5~8回を見てないんでなんともいえませんが、見なくても、9・10回は違和感無く見ることができました。

原作は、ハッピーエンドではありませんでした。何も変わっていない現実を見つめて、唯一変わった主人公が新たな一歩を歩みだすところで、終わっています。父さんはこっちのほうが好きなんですけど・・・・。

やっぱり、この話しは、全5回くらいが良かったんじゃないでしょうか。

いまの連続ドラマというのは、ふつうは、3か月なんで、10~13回くらい。

原作をどうアレンジするのかが、脚本家の腕の見せ所なんでしょう。

「永遠の0」の、映画版が2時間半、TVドラマ版は2時間15分×3回で、正味約6時間。

最近、映画でも、前編・後編方式が多いです。それだと、約5時間くらいかなぁー

ちょっと長めの小説なら、TVドラマ化は全5回、5時間くらいが、中だるみが無くて、ちょうどいいんじゃないでしょうか。

そういえば、NHKで、全5回という連続ドラマがときどきあります。

4月から、横山秀夫さんの、「64(ロクヨン)」が5回で放映されるみたいです。ちょっと期待しようかなぁー。

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ぜんぜん、話しが違いますが、「相棒13」の最終回は、絶対に「オキテ破り」だと思います。3代目相棒カイトくんをあんな形で卒業させるとは。

ああいう結末にするんだったら、「3年間かけて、すこしは伏線張ってよ」って言いたくなります。こうなってくると、脚本家複数制があだになったんでは?と言われるかも。昔、三谷さんが最後に、「古畑のネタはつきました」って言ってたような。さすがに、一人の作家の頭では13シーズンも続かなかったでしょうが・・・。

昔、篠原涼子さん主演の「アンフェア」というドラマがありました。これも予想外な人物が犯人だったんですが、こちらは少しずつですが、伏線があり、それに、題名が「アンフェア」なんで、かろうじて許されたんじゃないかと思うんですが・・・・・。