蛇にピアス

たしかだいぶ前に芥川賞を取った作品だと思います。

蛇にピアス」、金原ひとみ、2004.1、124p

141002_195101_2

「舌を二つに裂き続ける少女。神の名を持つ異形の青年達。暗い時代を生き抜く若者の、受難と喪失の物語。」

読み始めて、読む本を間違えたと思いました。「痛い」文章が続きます。ただし、小さくて薄い本なんで、最後まで読むかって感じで・・・。

一気に読みました。自分には縁のない世界です。まったく、共感もしません。

でも、途中から、こういう世界もあるんだなあって・・・・。

読んだ後、世界の違う主人公も、やはり一人の人間なんだなぁーって思いました。

読み終わった後もなんだかぼーっとするような不思議な物語です。

たぶん、直前に読んだ「ことり」の対極に位置するような作品だと思いました。