ペテロの葬列

去年、TVドラマ「名もなき毒」を見ました。主人公杉村三郎を演じる小泉孝太郎さんの癖のないさわやかな印象が好きでした。それほど、視聴率がよかったとは思えないんですが、今年になってまた続編が始まりました。やはり、原作者の宮部みゆきさんの人気なんでしょう。

宮部さんの作品では、以前、「火車」を読みました。

「ペテロの葬列」、TBS、月曜日20:00~21:00、2014年7月~9月

Miyabe

「拳銃を持った老人によるバスジャックという事件に巻き込まれた杉村は、いつしか巨大な悪の渦の中に…。」

なにかが起こりそうな、そして、みんながなにかたくらみがあるような・・・・、独特の雰囲気です。そして、事件が解決したと思ったら、あっと驚くような最終回の展開でした。

前作の「名もなき毒」は、宮部さんの「誰か Somebody」と「名もなき毒」という2冊の本を原作にしているそうです。今回は本の「ペテロの葬列」をもとにしているみたいです。最終回の展開も原作どおりとのことです。

そういえば、最終回のラストは、仕事も家庭も失った杉村三郎が田舎の電車に揺られているシーンでしたが、画面に「to be continued」と出ました。

宮部さんの杉村シリーズは、「ペテロ」が最新刊です。もしかしたら、宮部さんが続編の執筆をTV局へ約束したのかもしれません。小泉孝太郎さんの主演というのも、宮部さんが希望されたとの話しを聞いています。

孤独の身となった杉村が、探偵となって、さっそうと再登場することを期待します。