図書館戦争

阪急電車」は借りてきた日に一気に読みました。次に選んだのがこれです。

図書館戦争」、有川浩(ひろ)、2006.3、345p

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「行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた・・・・」

けっこうややこしい設定です。「公序良俗を乱す表現を規制するための『メディア良化法』が制定され、行き過ぎた検閲に対抗した存在が『図書館』だった。」。良化隊と図書隊との争いは、戦争なんですが、なんかゆるーい銃撃戦です。こういった近未来の状況にはちょっと無理があるような。なかなか入り込めません。

でも、すらすらと読めてしまいました。そんな時代設定の無理・矛盾なんか吹き飛ばしてしまうような、主人公たちの掛け合いの面白いさです。ほんと面白いです。

SF小説みたいですが、結局は恋愛小説なんでしょう。有川さんの作品に人気があるのがわかったような気がします。

たしか、 岡田准一さんと榮倉奈々さんで映画化されていました。榮倉さんは確かに背が高いし、岡田さんはちょっと小柄なんで、原作にぴったりでしょう。ストーリィもこの原作どおりだったら、父さんが見たら、まず最初に、状況設定そのものに、「えぇー」って言ってしまって、しらけてしまうかも・・・・。