本の題名に惹かれました。
「記憶力を失った天才数学者、と私、阪神タイガースファンの10歳の息子。なにげない毎日の生活が・・・・」
記憶が80分しか持たないなんてとんでもないことです。そんなとんでもない毎日の生活が、淡々と進みます。
めちゃくちゃすごい出来事は起こりません。でも、ほんわかとした、あったかーーい気持になります。
男女の愛ではなく、博士と私とこどものこころの交流です。
いい作品だと思います。
でも、どうしても気になるのが、ある一定の距離を置いて、見守っていた博士の義姉の未亡人の存在です。彼女の気持がなんとなくわかりづらいんですけど・・・・・。
大阪生まれの父さんは、家族全員が阪神ファンでした。村山さん、江夏さん、・・・・・。関西は阪神ファンしかいないと思っていました。
映画化されているとのこと。2006年頃です、父さんの映画館へいけなかった時代です。