人気のある作家さんですが、父さんは本は読んだことがありません。
TV・映画では、ガリレオや新参者、プラチナデータなどけっこう見ています。
ということで、少し前の作品なら図書館ですぐ借りることができるだろうと思って、選んだのが・・・、
白夜行(びゃくやこう)、東野(ひがしの)圭吾、1999.08、506p
「19年前、大阪で起きた質屋殺し。何人もの容疑者が捜査線上に浮かぶが、決定的な証拠がないまま事件は迷宮入りに。被害者の息子と容疑者の娘は、その後別々の人生を歩んでいくかに見えたが・・・・。」
ぶあつ~い、おも~い、字がちいさ~い、でもとまらな~い。
主人公ふたりの周辺の物語が、まったく別々に進みます。まったく、関係ないように。
主人公たちのまわりの人物の目からみた語り口です。ですので、主人公たちの感情などはまったくわかりません。
しかし、徐々に、ふたりにはなにかつながりがあるのではと・・・・。
大阪が舞台なんで、大阪生まれの父さんには、とっても、親しみがあります。
それに、登場する小道具や背景が、PC88やPC98シリーズ、パソコンゲーム、ファミコンのマリオ、銀行カードの磁気テープ偽造事件・・・・・・。自分の生きてきた世の中の出来事を思い出してしまいました。
全体に、暗く、重苦しい作品です。
結局、ダークヒロイン雪穂は、このあとどうなったのかが、とっても気になるんですけど・・・・。
これを原作にして、TVドラマと映画がつくられたみたいです。両方ともに父さんは見ていないんですが。
想像では、非常に映像化は難しいのではないかと思います。この本の雰囲気は画面ではなかなか出せないのでは・・・・・。