パシフィック・リム

そろそろ見に行かないと、来週には映画館から消えちゃうんじゃないかと思ったんで、「パシフィック・リム」へ。

8/20(火)、海老名TOHO、シニア割り鑑賞、3Dの吹き替え版。

太平洋の海底から突如現れる巨大モンスター「KAIJU(日本語・怪獣) 対 巨大ロボット「イェーガー(ドイツ語の狩人の意味らしいです)」の戦いなんて聞くと、期待大 即 大はずれのいやーな予感がするんですが、とりあえずは見ておかないと・・・。

Eiga

なんと、もしかしたら、父さんの2013年ベストワンは、もうこれで決まりではないかと思います。

最初から、KAIJUが現れます。出し惜しみしません。

そしてたった数分間で、KAIJUとイェーガーの戦いの歴史、そして、主人公の生い立ちを説明して、最終決戦へ映画は突き進んでいきます。まわりくどい説明や、登場人物の感情描写なんて、まったくなしです。ただ、ひたすら、どんどん進化して強くなっていくKAIJUと、追い詰められる人類の最後の砦イェーガーの、ドカンドカンという殴り合いの戦いを繰り返します。

そして、中盤山場の香港防衛戦で、主人公たちが乗り込む旧式イェーガーが繰り出す「プラズマキャノン砲」に、「ロケットパンチ(字幕版だとエルボーロケットだそうです)」、そして、「チェーンソード(ムチのようにしなったり剣状になる刃物)」、さすがに、これらの搭載武器には、笑ってしまいました。

本当に、この監督さん(ギレルモ・デル・トロさん)は、ロボットと怪獣が好きなんだと思いました。うわさでは、日本の映画やアニメがほんとうに大好きだとか。

父さんとしては、アニメの実写化というよりは、東宝初期のゴジラ映画の怪獣の恐怖を強調した特撮映画の雰囲気を持った作品だと思いました。それに引き換え、あのハリウッド版ゴジラには、まったく失望したものです。

怪獣に対抗するには巨大ロボットより、高性能爆弾搭載の新型ミサイルを開発したほうが手っ取り早いんじゃないかとか、お話があまりにも都合よく運びすぎるとか、主人公たちの関係がいまいち良くわかんない、とかいろいろ言いたいことがいっぱいあるんですが、もうそんなことはどうでもよくなる迫力です。

でも、こういった映画って、好きな人って少数だろうから、大ヒットはしないだろうなぁーって思います。