プロメテウス、2D、字幕、109みなとみらい、ポイントたまったんで、ひとり無料鑑賞。
「人類の起源は?」というような壮大な宣伝を打って、期待をあおる超大作映画というのは、だいたい期待外れに終わるんで、見ないようにしているんですが、今回は無料鑑賞券があるもんで、監督の名前にひかれて行ってきました。
リドリー・スコット監督。ブレードランナー、グラディエイターなどいろいろありますが、なんといっても「元祖エイリアン」です。1979年なんで、33年前です。映画館で、ハラハラしながら見ました。でも、暗くてエイリアン自体よくわかりませんでした。
プロメテウス予告編を見ていたら、なんとなく、エイリアンっぽい部分があったもんで。
何しろ、父さんの好きな映画は、カンフーもの・ヴァンパイアもの・エイリアンものですから。
【これからプロメテウスを見ようと思っている方は、これから下は見終わってから読んでください】
もしかして退屈な映画では?という心配は最初から吹き飛ばしてくれます。
次から次へとハラハラドキドキ。気持ち悪いシーンも盛りだくさんで、124分がアッという間です。
で、「人類の起源は?」という問いかけには、最初でちょこっと中途半端に回答して、あとは、完全に・・・。
そうなんです。ラストシーンで、「こうなっちゃうの」って、唖然としてしまいます。
この映画って、「人類の起源」ではなく、エイリアンの起源を解明する「エイリアン0」なんです。
予告編を見て、違った期待をしていた人たちは裏切られるかも。
「プロメテウス」なんてかっこつけずに、「エイリアン・ビギニング」にすれば、誤解されずに済んだのでは。
でも、父さんは、「エイリアン」好きなもんで。
ハラハラの「エイリアン」も、「エイリアン2」ではジェームス・キャメロン監督が戦争大活劇にしてしまい、3や4では、何がなんだかわからなくなり、5ではとうとう「エイリアン VS プレデター」になってしまいました。「ゴジラ対モスラ、地球大決戦」みたいな感じです。
ストーリィもけっこうええかげんで、謎をちりばめて、それをまったく解決せずに、終わってしまいます。
あのアンドロイドは何故いろんなことを知っているのか?なぜあんな変な行動をしたのか?
首だけになった姿は、キャメロン監督のパート2のパクリのような。
もしかしたら、すべての謎を解決する「プロメテウス2」を作ろうとしているのかも。
それができたら、父さんは、映画館ではなく、レンタルビデオを見ようと思います。
ということで、結局、こういう映画は、好きなもんで、楽しい120分でした。
うちの奥さんの好きな映画は、日本もの・動物もの・心暖まるもの、なんで、来週には、こんどはふたりで、フランスのハートフルコメディ「最強の二人」を鑑賞予定です。