バレーボールの松平さんが亡くなりました。
父さんは、今でも、ミュンヘンオリンピックのブルガリア戦は、忘れられません。
調べたら、1972年9月のことらしいです。
夜中だったんで、はじめは、寝ながら、ラジオを聞いてました。
二つのグループで予選を行い、Bグループ1位の日本は、Aグループ2位のブルガリアとの準決勝で、大苦戦。
2セット取られ、第3セットもリードされ、絶対絶命。
ここで、松平さんは、いままで、あまり起用しなかったベテランの南さんや中村さんを投入します。
それから、起死回生で、3・4セットと取り返して・・・。
もう我慢できなくなって、お茶の間のテレビをつけて見始めました。
たぶん、その年の春くらいからだと思うんですが、「ミュンヘンへの道」というアニメがTVで始まりました。
アニメに、男子バレーボール選手が実名で登場します。そして、練習風景なんかは実写です。
松平さんプロデュースの現実との同時進行番組です。
オリンピック前にアニメは終了し、めでたく、金メダル獲得後、特別編が放送されました。
松平さんのお子さんは小さいころに亡くなられ、遺品の筆箱には、表彰式のように3個の国旗が貼られ、真ん中は日の丸でした。
今から思うんですが、もしあの時、金メダルが取れなかったら・・・・・。それを考えるとあんなアニメはもう二度と現れないすごい番組だったなぁーって思います。