やっと、映画館でジェイソン・ボーンに会うことができました。「ボーン・アルティメイタム」です。
期待通りに、2時間があっという間に終わってしまいます。ゆっくり休めるシーンがありません。緊張の連続です。
アクション、ストーリィ、俳優、音楽どれをとっても言うことなしです。
アクション映画の最高傑作だと思います。
3部作というのは、だいたい、1が大ヒットし、無理やり2・3と作ってしまい、みんなをがっかりさせてしまうパターンが多いです。
でも、このシリーズは、1は3部作という宣伝もなく、そーと公開し、それなりにヒットし、2で中ヒットしました。
3は三作中文句なく最高の面白さです。
(ご注意その1:1・2見ないで、3を見ると「なんのこっちゃ」状態になります。
ご注意その2:お年寄りは前の席で見るとめまいがする可能性があります。)
3つの作品が、入り組んで、完全につながり、よくもこんなお話しを考えたな、って、脚本にも感心してしまいます。
最初は、「あのマットデイモンじゃ、アクションは?」と思ってましたが、からだを鍛え、すばやい動きは、ボーンぴったしです。
ほんと普通の顔なんで、ロンドン、モスクワ、モロッコ、ニューヨークと街中に完全に溶け込んでしまいます。そして、柱の影からスッーと現れたときには、何をしでかしてくれるのかとわくわくしてしまいます。
「顔色がわるいようだ」というボーンがパメラに電話するシーンでは、こういう「2」からのつなぎ方があったかと、驚いてしまいました。
そして、最後に、無表情からニヤリと微笑むニッキーの顔に拍手喝さいしそうになったんで、★ひとつ余計にふえちゃいました。
★★★★★+★
「ボーン3」で謎も解けて、めでたく完結しました。が、なんとなく、ジェイソン・ボーンをもう一回見たい、4を作ってくれることを期待したいような、でも、失敗したらいやなんでこわいような・・・、複雑な心境です。