新潟の雪

朝は少し雪がちらついたそうですが、昼には太陽が出て、事務所の窓際にいると、ぽかぽかとしたよい日和でした。それに比べて、日本海側の皆さんは大変です。転勤で、2000年12月に、福島県いわき市から新潟県吉田町へ引っ越しました。燕三条から弥彦線(朝夕の通学時で一時間に1本)です。「新潟でも長岡なんかに比べたら、吉田は雪が少なく、すごしやすいですよ。」なんて言われてましたが、行ってみたら、2000年末から2001年初めにかけて、何年ぶりかの大雪です。毎日毎日雪です。太陽を見ることなんてありません。天気予報で、全国が晴れでも、新潟だけは雪でした。長靴や防寒コートを買い、アパートの部屋は、エアコンとガスファンヒータをつけっぱなしで、コタツに入っていました。メイン道路は除雪用スプリンクラで水を流しています。早朝なんか、水から湯気が出ています。職場の工場が古くて、ほんと寒かったです。特に会議室がひどくて、石油ストーブで、窓を閉め切って、みんなが煙草を吸い始めるんで、窒息死寸前です。また、その会議が長くて長くて、終わったときは脳内が酸欠状態です。

5月になって、少し暖かくなると、この町ってこんなに人が多かったんだぁ、と思いました。それくらい、冬の間は、人影が少ないです。春にみんなが、いろんなとこへ旅行する気持ちがこのときはっきりわかりました。四季がはっきりしています。もう一回冬を経験して、2002年1月に横浜へ戻ってきました。「住めば都」って言うんでしょうが、新潟の方には申し訳ないですが、正直、父さんは、もう住みたくないところです。

そういえば、羽越線の列車脱線事故で思い出しました。弥彦線に乗って、燕三条に向かっていたら、超徐行運転になりました。「強風で徐行しています」とアナウンス。「風ぐらいで・・・」なんて思ってましたが、「いなほ」は突風で横転してしまいました。おーこわっ。