犬はどこだ

米澤さんの24冊目の本です。
米澤さんの本で読んでいないものがだんだん少なくなってきました。
さみしいなぁー。

犬はどこだ、米澤穂信東京創元社、2005.7、10月

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「探偵事務所を開いた。想定している業務内容は、ただ一種類。犬だ。犬捜しをするのだ。」

犬探しを希望する探偵が、人探しと古文書解読という2つの案件を抱え込む。
探偵と助手が分担するのだが、両者が一つに重なって…。
始めは、青春ミステリーものかと思ったんですが、徐々に不穏な空気に。
ブラックな米澤さんが色濃く出た作品です。
一気に読んでしまいました。とうさんは傑作だと思います。
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米澤穂信(よねざわほのぶ)さんの作品の中でこれまで読んだものは下記です。
満願、儚い羊たちの祝宴,、氷菓春期限定いちごタルト事件さよなら妖精、王とサーカス、折れた竜骨、インシテミル、本と鍵の季節、愚者のエンドロール夏期限定トロピカルパフェ事件クドリャフカの順番、Iの悲劇、追想五断章、ボトルネック遠まわりする雛ふたりの距離の概算、いまさら翼といわれても、真実の10メートル手前、リカーシブル、黒牢城、秋期限定栗きんとん事件(上下)、巴里マカロンの謎、犬はどこだ