東京會舘とわたし

辻村さんの10冊目の本です。
上下巻です。
東京會舘について書かれているみたいです。

東京會舘とわたし、辻村深月毎日新聞出版
上巻:2016.8、20cm 285p、9月
下巻:2016.8、20cm 285p、10月

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Kaikan

「大正十一年、丸の内に誕生した国際社交場・東京會舘。“建物の記憶”が今、甦る。」

上巻が、最初の建物時代で、5編。
下巻が、建替え後の新館で、5編。
昨年、3代目の建物が完成したとのことです。
上下あわせて10編のお話が詰まっています。
大正時代から昭和、戦後すぐは、GHQ事務所となっていました。
いろいろな物語が次から次へと。
楽しい本です。
辻村さんは、直木賞授賞式を、そして、結婚式も。
小説内で登場する男性直木賞作家のモデルは、たぶんご本人でしょう。
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これまでに読んだ辻村深月さんの作品は下記です。
凍りのくじら、ツナグ、ぼくのメジャースプーン、ハケンアニメ!、 スロウハイツの神様かがみの孤城、傲慢と善良、冷たい校舎の時は止まる、ツナグ想い人の心得、東京會舘とわたし