ずっとあなたが好きでした

歌野さんはけっこう好きな作家さんです。くせがある作家さんです。
6冊目の本です。588ページと聞いてちょっと気後れしたんですが…。

ずっとあなたが好きでした、歌野晶午文藝春秋、2014.10、19cm 588p、8月

Zz_anata

「13の恋の話、いろいろ。」

やたら分厚い。
でも、ひとつひとつが、子供や若者、大人の恋愛話で、サラッと読めちゃう。
このまま、13個続くのかぁーって思ったら…。
「なんとなんと、そういうことっ、えっーーーー・」
短編集じゃなくて、連作短編集でした。
雑誌掲載順がバラバラなんですけど。
もう一回、年代順に読み直して、やっと仕掛けがわかりした。
歌野さんの頭の中って、いったいどうなってるのかと思ってしまいます。
驚きの作品です。
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歌野晶午(うたの しょうご)さんの作品の中で読んだ本は下記です。
「葉桜の季節に君を想うということ」、「密室殺人ゲーム王手飛車取り」、「密室殺人ゲーム2.0」、「ハッピーエンドにさよならを」、「Dの殺人事件、まことに恐ろしきは」、「ずっとあなたが好きでした」