長い長い殺人

宮部さんの23冊目の本です。
古い本みたいですが、新装文庫本になったみたいです。

長い長い殺人宮部みゆき、光文社、(1992.09)2011.7、16cm 413p、7月

Nagaisatujinn

「ひき逃げは、じつは惨殺事件だった。刑事は妻に不審を持つ。夫を轢いた人物はどうなったのか、一度もきこうとしないのだ。」

語り手は、財布です。
いろんな持ち主がいる財布です。
おもしろい。
そして、読み進めるうちに、これが、あとの「模倣犯」の原型だということに気づきました。
真犯人はけっこう無理やりって感じがするのはたまにきずですけど。
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宮部さんの作品のなかでこれまで読んだものは下記です。
火車、小暮写眞館、レベル7、我らが隣人の犯罪、ぼんくら、日暮らし、ソロモンの偽証、負の方程式、誰か、名もなき毒、ペテロの葬列、希望荘、あかんべえ、ブレイブ・ストーリー、理由、おそろし三島屋変調百物語事始、ステップファザーステップ、昨日がなければ明日もない、模倣犯、龍は眠る、パーフェクト・ブルー長い長い殺人