冷たい校舎の時は止まる

辻村さんの「凍りのくじら」を読んでファンになりました。
「ハケンアニメ」「スロウハイツの神様」「かがみの孤城」は傑作でした。
8冊目です。

冷たい校舎の時は止まる、辻村深月、講談社、
上巻：２００４．６、１８ｃｍ　２３５ｐ
中巻：２００４．７、１８ｃｍ　２６７ｐ
下巻：２００４．８、１８ｃｍ　２８３ｐ





「学校に閉じ込められた８人の高校生。２ヵ月前に起きた学園祭での自殺事件で死んだ級友の名前が思い出せない。」

新書サイズでなんと２段組、約250ページで上中下の三冊、計750ページ。
とてつもない分量です。
8人の登場人物が丁寧に描かれています。
そして、いったい自殺したのは誰なのか？
気になって気になって････。
ラストで、「エッー、そういうことだったんだー」。
読み終わったあと、高い山を征服したような感動が。
傑作だと思います。
これがなんと辻村さんデビュー作。
すごい作家さんです。
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これまでに読んだ辻村深月さんの作品は下記です。
凍りのくじら、ツナグ、ぼくのメジャースプーン、ハケンアニメ！、 スロウハイツの神様、かがみの孤城、傲慢と善良、冷たい校舎の時は止まる