宝島

初めての作家さんです。
2018年直木賞作品です。
図書館の予約はけっこう長い行列でした。

宝島 HERO’s ISLAND、真藤順丈(しんどう じゅんじょう)、講談社、2018.6、20cm 541p、8月
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「英雄を失った沖縄。固い絆で結ばれた三人の幼馴染み。少年少女は警官になり、教師になり、テロリストになり―同じ夢に向かった。」

読むのに一週間かかりました。
541頁、分厚い。
読みづらい。
というのも、冒頭から連続する沖縄言葉がやっかい。
1/4くらい読みすすめたくらいから、やっと文章のリズムに慣れてきました。
ノンフィクション作品かと思われるように、終戦から返還までの沖縄の戦後史が語られます。
その世の中の流れに翻弄される3人の若者の運命が・・・。
これはすごい話しです。
終盤は、これはいったいどうなるのかって気になって気になって。
読んだ後に、「これはおもしろい本です」などという感想をとても言えない内容です。
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沖縄返還は、1972年5月。
父さんが沖縄に2週間ほど旅行したのが卒業前の夏休み(1972年8月)でした。
大阪港から、友人たちと関西汽船黒潮丸に乗船し、台風接近のため、奄美大島に緊急避難しました。
台風上陸は、那覇のボウリング場でやり過ごしました。
まだ、車が右側通行でした。