樽とタタン

初めての作家さんです。
去年の本ですので、新しくて気持ちいいです。

樽とタタン、中島京子、新潮社、2018.2、20cm 215p、8月

0_taru

「小学校の帰りに毎日行っていた赤い樽のある喫茶店。わたしはそこで”タタン”と名付けられた。」

9編の短編集です。
ひとつひとつが短いので読みやすい。
大人になった主人公が小さなころの思い出を語っています。
実話なのか創作なのか?
どのお話しも、「それで終わり?」っていう結末で、放り出されっぱなしです。
不思議な感覚です。