鉄道員(ぽっぽや)

浅田次郎さんの作品はこれまで5冊読みました。
次に選んだのは短編集です。
「ぽっぽや」は高倉健さんの映画を見ました。
直木賞受賞作だそうです。

鉄道員(ぽっぽや)、浅田次郎集英社、1997.04、20cm 284p、7月

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「娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた。8編収録。」

映画の「ぽっぽや」は、なんかなぁーって思ったんですが、原作読むと「そういうことか」って。
ファンタジー小説の映像化というのはやはり難しいです。
しみじみとした「ぽっぽや」の次が「ラブレター」。
これには参りました。電車の中で絶対読んじゃいけません。
そして、8番目の「オリヲン座からの招待状」でとどめ。
8つのお話しには、若干バラつきがあるんですけど、どれもこれも傑作。
直木賞もあたりまえかなぁって思います。

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これまでに読んだ浅田次郎さんの本は下記です。
蒼穹の昴地下鉄(メトロ)に乗って天国までの百マイル椿山課長の七日間、プリズンホテル、鉄道員(ぽっぽや)