「カラフル」は傑作だと思います。
「みかづき」は予約の行列が長くて、そのうちにNHKドラマが始まりました。
ドラマ終了後、やっと本を借りることができました。
みかづき、森絵都、集英社、2016.9、20cm 467p、3月
「用務員の大島吾郎は勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、学習塾を立ち上げる。女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎・・・・・。」
467ページあります。ぶあつい。
読みごたえあります。
ドラマを見ちゃったんで、どうしても比較しながら読んでしまいます。
はじめはドラマといっしょかなぁーとか思ってたんですが・・・・・。
親・子・孫の3世代にわたって学校と塾をテーマに描いています。
ドラマはそれを全5回に。
それにドラマは原作をオブラートに包んで、コメディ風に編集してありました。
ドラマはドラマでとてもおもしろかったんですが、やはり、原作の迫力にはかないません。
教育関係者に対して膨大な取材をされたんだろうなぁーって思います。
ちょうど時代背景が、とうさんの過ごしてきた日々と重なるんで、すごーく身近に感じながら読みました。
作者の強い思いが伝わる本です。
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森絵都(もり えと)さんの作品の中で読んだ本は下記です。
カラフル、みかづき