六枚のとんかつ

初めての作家さんです。

脱力系ミステリーという評判です。

六枚のとんかつ蘇部健一(そぶ けんいち )、講談社、文庫、2002.01、改訂新版(1998年刊)の加筆・再構成、15cm 442p、12月

「第3回メフィスト賞のとんでもミステリー。呆れるか、笑うか? ギャグと謎解きの革命的コラボレーション!!」

(16編の短編集)

0tonkatu

ほんと「くだらない」本でした。

バカミス(バカバカしいミステリー)という分類らしいです。

ただ、ひとつ読むたびに、「くだらない」と思いながら、結局最後まで読んでしまいました。

「おもしろくない」のかと聞かれると、「そうでもない」と答えてしまいそう。

表題作の「六枚のとんかつ」や「五枚のとんかつ」は、島田荘司さんの「占星術殺人事件」のトリックをひねって使っています。

バカミスとばかにしていると、鮮やかにひっくり返されます。

じゃあ、他の人にすすめるかと聞かれると、やっぱり「くだらない本」って言うしかないでしょう・