初めての作家さんです。
あとで調べたら、この本がデビュー作だそうです。
そして、なんと、第12回日本ホラー小説大賞を受賞されたということです。
夜市、恒川光太郎(つねかわ こうたろう)、角川書店、2005.10、20cm 179p、10月
「いずみは、元同級生・裕司から”夜市にいかないか”と誘われた。岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る不思議な市場が開かれていた。夜市では望むものが何でも手に入る。」
(夜市、風の古道)
表紙が美しい。
本の厚みが薄い。
お話しはふたつ。
ほとんど一気読み。
ホラーというより、不思議な和風ファンタジーといった趣です。
結末がどうなるのか、そして、そういうことかぁー。
物悲しくもどこか懐かしいような、独特の世界観です。
こんな本は初めてです。
読んでよかったと思える本です。