大家さんと僕

昔、テレビで上半身裸のやせっぽち芸人さんを見ました。

カラテカの矢部さんです。

まったくアドリブがきかないおもしろくない芸人さんでした。

本がベストセラーです。

図書館は千人超えの長蛇の列です。

予約冊数に制限があるんであきらめていました。

貸していただきました。

大家さんと僕、矢部太郎、新潮社、2017.10、21cm 126p、10月

「1階には大家のおばあさん、2階にはトホホな芸人の僕。挨拶は”ごきげんよう”、牛丼もハンバーガーも食べたことがなく、僕を俳優と勘違いしている…。大家さんとの“二人暮らし”の日々を描いた。 」

Ooyasan

漫画です。

めちゃくちゃうまい絵ではありません。

線も細いし。

でも、あったかい。

読んだあと、ほっこりします。

伊勢丹の食事に始まる4時間のランチコース、ランデブーと言う大家さんと矢部さんの関係がうらやましく思いました。

読み終わったんで、うちの奥さんへ。

「おもしろかったぁ」

で、隣のお母さんへ。

孫のみほちゃんも「読みたい」って。

ちょっと、時代背景がわかるかなぁって思ったんですが、みほちゃん「おもしろかった」。

三世代で楽しませていただきました。

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8月に矢部さんが「大家さんが90歳で亡くなられました」と報告されたそうです。

なんかさびしいです。