火花

今日は久しぶりにカンカン照りでした。

昨日の土曜レッスンの足の疲れを引きずっています。

ノー運動デイなんで、お風呂だけにクラブへ行ってのんびりしました。

  

------

この春、テレビドラマ「火花」(全10回)を見ました。

おもしろかったです。

以前から予約していた本をやっと借りることができました。

2015年夏の芥川賞です。

過去に、読んだ芥川賞受賞作品は、「蛇にピアス」(金原ひとみ)、「蹴りたい背中」(綿矢りさ)、「裸の王様」(開高健)です。

火花、又吉直樹文藝春秋、2015.3、20cm 148p、8月

「笑いとは何か、人間が生きるとは何なのか。売れない芸人徳永は、師として仰ぐべき先輩神谷に出会った。そのお笑い哲学に心酔しつつ別の道を歩む徳永、ふたりの運命は…」

Hibana

芥川賞作品と聞けば、なんとなく、読みづらいとかわかりづらいとか予想してしまいますが、この作品はというと、一気読みでした。

ページ数もそれほど多くなくて、ほとんど一日で読んでしまいました。

読みやすく、わかりやすく、それでいて、ていねいな、おもしろい作品でした。

先にテレビドラマを見ているんですが、ドラマは比較的原作に忠実に、そして、雰囲気も再現してくれていたように思います。

この秋、菅田将暉桐谷健太という人気俳優さんで映画化されるそうですが、それに比べて、ドラマは、林遣都波岡一喜というこれまで目立っていなかった俳優さんでした。

そのほうが、原作の徳永と神谷にピッタりなような気がします。

あのドラマは名作でした。