ペテロの葬列

「誰か 」と「名もなき毒」を読みました。

どうしても、また、杉村三郎を読みたくなります。

というわけで、「ペテロの葬列」をお借りしました。

ペテロの葬列(文庫版、上下)、宮部みゆき、文庫版:2016.4、上407p、下462p、ハードカバー:2013.12、685p

「今多コンツェルン会長室直属・グループ広報室に勤める杉村三郎はある日、拳銃を持った老人によるバスジャックに遭遇。事件は3時間ほどであっけなく解決したかに見えたのだが・・・・・。」

Petero

バスジャックでいきなりクライマックス!という感じではじまり、次から次へと、いろんな出来事が重なり、並行して進んでいきます。

残りページは少なくなって、これって収拾するのって心配したら・・・・・・。

次に、あれっ、終わったけど、まだページがあるよなって思ったら・・・・・。

もうお腹いっぱい。ジェットコースターみたいなドラマです。

魅力的な人物がいっぱい登場します。

そのなかでも、喫茶”睡蓮”マスターはぴか一。終盤大活躍です。

事件後の展開よりも解決後の展開のほうが衝撃的です。

でも、今多コンツエルンを退社し、さらに、離婚してしまった杉村三郎の新たな出発です。

「ソロモンの偽証」文庫本に追加収録されていた「負の方程式」を読みました。

中学生だった藤野涼子は弁護士になっていました。

そして、彼女を助けて、事件の解決へ導くのが、そう、杉村三郎です。彼は探偵になっていました。