奈良の鹿が活躍する「鹿男あをによし」、その次は、京都鴨川を舞台にした「鴨川ホルモー」を読みました。
大阪出身の父さんが次に読むのは、もちろん、大阪城です。
TVでは「真田丸」を放映中。NHKは連日のように、真田丸関連番組が放送しています。
プリンセス・トヨトミ、万城目学(まきめ まなぶ)、2009.3、504p
「このことは誰も知らない。五月末日の木曜日、午後四時のことである。大阪が全停止した。長く閉ざされた扉を開ける“鍵”となったのは、東京から来た会計検査院の三人の調査官と、大阪の商店街に生まれ育った二人の少年少女だった―。」
「鹿男」も「ホルモー」もとんでもないばかばかしい話だったんですが、「トヨトミ」はさらにスケールアップして破天荒な、とても真面目についていけないような話です。
物語の中で、終盤、大阪国の存在が明らかになるとき、そなアホな!と思い、でも大阪ならって思ってしまいました。
でも、大阪生まれの父さんは、「大阪国」の存在なんてぜんぜん知りませんでしたけど。
大阪の地名や食べ物が出てきて、楽しく、面白い本でした。