この作者の本は初めて読みます。
なぜ、予約カゴにいれたのかはよく覚えていません。
四畳半神話大系(よじょうはんしんわたいけい)、森見登美彦(もりみ とみひこ)、2005.1、290p
「大学三回生の春までの二年間を思い返してみて、実益のあることなど何一つしていないことを断言しておこう。無意味で楽しい毎日じゃないですか。何が不満なんです?トンチキな大学生の妄想が京都の街を駆け巡る。」
4章あります。
はじめの第一章はそれほど面白くありません。
そして、二章目へ。
「あれっ、一章目といっしょじゃん。いゃ、ちょっと違う・・・」
ということで、4つのパラレルワールドが描かれています。
要は、「あの時ああしていれば…」と選択が違っていても、未来はさして変わらず、どう転ぼうが似たりよったりの学生生活になりますよ、ってことなんでしょう。
読んだ後、不思議な感じで、後にひきずるって気分です。
もう一冊読んでみようっと。