ロートレック荘事件

「旅のラゴス」を読みました。

名作だと思いました。

そして、次に読んだのが「叙述トリック」の傑作といわれたこれです。

ロートレック荘事件、筒井康隆、1990.9、202p

Routorekku

「銃声が二発!夏の終り、美しい洋館で惨劇が始まる…。映像化不能前人未到の言語トリック。読者に挑戦するメタ・ミステリー。この作品は二度楽しめます。 」

最初から、用心しながら読みました。

序盤からなんか妙な違和感。

その違和感の原因がよくわかんないうちに、殺人事件が起こります。

叙述トリックとは、「文章上の仕掛けによって読者のミスリードを誘う手法」ということです。

結局、最後に、「そうきたかぁ」と。

でも、なんか、ずるーーーい。

アガサクリスティの小説で、「わたし」自身が犯人だったというのがありましたが・・・・・。

ということで、だまされないぞーって読むんですが、結局引っかかってしまうというお話しでした。