「火車」、「小暮写眞館」、「 レベル7」、「我らが隣人の犯罪」を読みました。
次に選んだのが時代劇です。つい最近、NHKで「パート2」ドラマを放映していました。パート1も2も父さんは見ていません。
ぼんくら、宮部みゆき、2000.04、513p
「長屋からひとりずつ人が消えていく。店子を襲った殺し屋、差配人の出奔、謎の新興宗教騒ぎ。江戸下町の長屋で連続する事件の裏の陰謀に、同心・井筒平四郎と超美形少年・弓之助が挑む。」
宮部さんの時代劇をはじめて読みました。
はじめは、鉄瓶長屋を舞台にした短編集かと思ったんですが、とんでもない、大長編時代劇でした。
登場人物が魅力的です。
のらりくらりと物事を進めていく主人公平四郎。
美少年の甥っ子弓之助。
記憶力抜群のおでこ。
そして、ラストはというと、のらりくらりとしたスッキリしないところが、またなんともいえない魅力です。
殺伐さのないやんわりとしたミステリーかな。
宮部さんのほかの時代劇も読んでみたくなりました。