「青の炎」と「新世界より」を読みました。
幅のひろーい作家さんです。
上記はいちおう、ミステリーとSFという分類です。
次に選んだのが、ホラーっぽい作品です。
「クリムゾンの迷宮」、貴志 祐介(きし ゆうすけ)、2003.2、294p
「火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された。死を賭した戦慄のゼロサムゲーム。一方的に送られてくるメッセージ。生き抜くためにどのアイテムを選ぶのか。自らの選択が明日の運命を決める。」
ホラーというより、サバイバルアクションでした。
理由もわからず突然知らない世界で始まる殺戮ゲームに参加させられる人々。
極限状態の中で変わっていくメンバーとの戦いがに、ハラハラドキドキします。
バトルロワイアルやハンガーゲームっぽい感じです。
謎が謎をうみ、ふろしきは大きく広がってしまうんですが、ラストで完全に決着をつけてくれません。
モヤッとした感じで終わらせてしまうのが、もしかしたら、これしかないラストかも。
面白かったです。