インターステラー

父さんの大好きな「ダークナイト」シリーズ3部作のクリストファー・ノーランの久しぶりの監督作品となれば、期待に胸膨らませて映画館へ。でも、時間をさかのぼってゆく「メメント」や、夢の中のゆがんだ映像の「インセプション」も作ってるんで、ある程度は覚悟して・・・。

インターステラー」、吹き替え版、169分、12/3(水)、海老名TOHO

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「危機に直面し、新たに発見されたワームホールを利用した超遠距離惑星間移動に最後の希望を託す人類の運命と、重大な使命と引き換えに永遠の離別を迎えようとしている一組の父娘の絆を描く。」

SF好きな父さんにとっては、たまらない3時間弱です。

宇宙船はけっこうちゃちいです。それに、別の惑星もめちゃくちゃスゴイ景色ではありません。

ストーリィで、引っ張り回されます。

「その惑星にとどまる1時間が、地球上の7年間に相当する・・・」などと、こういった「時空間もの」は、頭が混乱しそうになるんですが、そういった難しい、なおかつ、突っ込みどころ満載な設定を、なんとか、父と娘の愛で踏みこたえた傑作映画だと思います。

主演のマシュー・マコノヒーはうまいなぁー、共演のアン・ハサウェイほか芸達者な役者さんが大勢です。そして、終盤、突如マットデイモンが登場したときは、びっくりしました。重要な役割なのに、予告編にまったく出てなかったんで。サプライズです。

もしかしたら、今年一番の作品かも。ここんとこ、父さんは、日本映画を含めて軽めの映画ばかり見続けてきたんで、このような重い映画は、「これぞエンタアティメントだぁ」って、見終わったあと充実感がいっぱいです。

たっぷりなお金と時間、贅沢な俳優陣、監督の思いがいっぱいつまったこういう映画を見てしまうと、それに比べて最近の日本映画は、

・テレビドラマの映画化が多すぎ

・若手タレントの人気におんぶにだっこばかり

・話題の漫画や小説の映画化ばっかし

などなど、

なかには、お客さんが大勢来ちゃう映画もあるんで、下手な鉄砲も数打ちゃ当たるだろう、という戦法にしか見えません。もしかしたら、良い作品もあるのかも。その他大勢に埋もれてしまって見つけられないような・・・・。