舞妓はレディ

あの「Shall we ダンス?」の周防正行(すお まさゆき)監督の作品なら、とりあえずは見に行かなくちゃ。

「舞妓はレディ」、9/17(水)、イオンシネマ海老名、55歳以上1,100円

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題名は、もちろん、オードリ-・ヘップバーンの「マイ・フェア・レディ」をもじってるんでしょう。教授が田舎もののイライザに言葉を教えるシーンで「スペインの雨は・・・・・」というせりふは、英語で韻を踏んでいます。

こっちは、田舎ものの少女に京言葉を教える言語学者が、「京都の雨は・・・・」、別に京言葉の練習問題になってるようには思えませんが、こういうところが監督さんの遊び心なんでしょう。

「おおきに」という言葉は、大阪生まれの父さんも使っていました。昔の大阪弁は京都弁と近かったような気がします。大阪弁がいまみたいに、下品に面白くなったのは、たぶん、関西芸人の影響だと思いますが・・・・。

突如、せりふが、歌に変わっちゃいます。なんじゃこりゃ。

でも、ミュージカルって感じはしません。役者さんたちの歌がうまいかというと、それほどでもないような気がするんですが、でも、なんか楽しくなります。

脇の俳優さんがすごいです。富司純子さん、田畑智子さん、長谷川博己さん、竹中直人さん、岸部一徳さん、高嶋政宏さん、監督奥さまの草刈民代さんも。

でも、結局は、主役の女の子がいたから、この映画は成功したんだと思います。田舎娘が、きれいな舞妓さんに変わっていく過程は、ありきたりのストーリィですが、わかっていてもすばらしいです。

上白石萌音(かみしらいし・もね)さんというらしいです。妹さんも俳優さんで、上白石萌歌(かみしらいし・もか)さんというらしいです。

肩の力を抜いて、ニコニコしながら、見る映画だと思います。