羊をめぐる冒険

1Q84(2009、2010)」と「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(1985)」を読みました。次に選んだのが、これです。

羊をめぐる冒険」、村上春樹、1982.10、405p

Hituji

「大物右翼『先生』の秘書が現われ、『特別な羊』を探せと、『僕』を脅迫する。その『羊』の写真は、友人である消息不明の『鼠』によって、北海道から送られてきたものだった。・・・」

けっこう難解です。

これまで2冊読んでいるんで、なんとなく、著者の作品の雰囲気がつかめていたような・・・。書かれた年を見ると、父さんは、さかのぼっていって3冊目の挑戦したことになります。

よくわかんないお話が続くんですけど、あんまり気にしないで読み進めると、最後に、羊男が登場し、変な挿絵まで載っています。いったい何じゃこりゃという気分になります。

もしかして、「羊」って、「絶対悪」であり、それは、棲家を求めて、人から人へと次々移っていき、「鼠」がこれをくいとめたってことなんじゃないかと思ったんですけど・・・・。

読み人が100人いれば、100通りの解釈ができそうな作品です。そして、また、他の作品も読んでみたくなります。次は、「ダンス・ダンス・ダンス」を予約予定かごへ入れました。